「元付業者」が見つからない例と業者の見分け方
色々と検索したものの、どうしても「元付仲介業者」が見つからなかった。
これは、一体どのようなケースなのでしょうか?
考えられるケースとしては、元付仲介業者が売主業者Aと知り合いで、頼まれて仕方がなくAが元付仲介業者となったものの、実際には不動産業者としてAは活動せず最初からすべてを複数の客付仲介業者にまる投げしてしまう場合です。
この物件、宜しくです。 ※これを繰り返す、俄(にわか)元付仲介業者A
こうなると、元付仲介業者となったAは一切表に出ず、客付仲介業者ばかりということになりがちです。
このような場合、どれだけ頑張って探しても見つかる可能性は極めて低くなります。
この場合は残念ながら諦めるしかありません。
元付業者と客付け業者の見分け方パターン
凡そ以下のパターンが多いです。
@不動産会社に問合せしたり、店舗に行って一番最初に勧められた物件が店内に貼ってある資料だったり、説明の最中、物件を見ていないと知り得ない情報を話してくれるところは元付業者の可能性が大きいです。
A最初に勧められた物件がインターネットの中にある検索サイトの台帳や多量の図面をパラパラめくりながら話を始めたら客付業者の可能性があります。
B案内の際、社内から物件の鍵を持ち出してきたら元付業者の可能性がかなり大きいです。
C案内の際、どこかに電話をして物件の有無や内見方法を確かめてるようであればそれは客付業者の可能性があります。
D現場に行って大家さんっぽい人がいてその人と顔見知りだったら元付業者の可能性が大いにあります。
E案内に行く途中、元付業者っぽい不動産会社に寄って鍵を借りていれば明らかに客付業者と考えられます。
以上、参考にしてみてくださいね。
次回は「不動産売買で必要となる印紙税」について解説します。